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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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地球の将来について考える
 
私たちの星、地球──。
この青く美しい星は今、危機に瀕しています。
大気汚染、水質汚染、酸性雨、オゾン層の破壊、温暖化、海面上昇、
森林伐採、砂漠化、生態系の破壊……
これらの環境問題はすべて、
他でもない私たち自身の手によって引き起こされたものです。
とりわけ温暖化は差し迫った問題で、このまま温暖化が進めば、
今世紀の終わり頃には温度が6℃上がり、
海面も80cm上昇すると言われています。
そうなれば、世界中の大半の海岸が消滅し、
農作物だけでなく、生態系にも甚大な被害を及ぼします。
さて、いま死に瀕している地球に対して、
私たち一人一人にできることとはいったい何でしょうか。
今日は地球に生まれたひとつの命として、
この母なる星の将来について、少し皆さんと一緒に考えてみたいと思います。


《街頭インタビュー in 八王子》


Q1.地球温暖化についてどう思いますか?

A.「え、何これ? インタビュー?
  俺、今ちょっと忙しいんだけど……
  なに、答えなきゃ駄目なの?
  3分くらい? マジで?
  これってテレビ? ああ、雑誌? けっこうメジャーなやつ?
  うそ、ほんとに?
  ふーん、じゃあちょっとだけ。ちょっとだけだよ、マジ俺忙しいから」


 (では、あらためて──)

Q1.地球温暖化についてどう思いますか?

A.「あー、アレねー、温暖化ねー。流行ってるよねー、何か。
  どうだろう。
  なんつーかさあー、やっぱさあー、
  みんなちょっと意識低すぎるんじゃね?
  結局、他人事っつーの?
  エコとか言ってもただの流行りだし。
  どうせそのうち飽きちゃうでしょ。
  え? 飽きない?
  そうかなー。それならいいけどさー。でもみんな意識低いから。
  いやまあね、そりゃなかにはいるよ、意識高いヤツも。
  ほらあれ、なんだっけ、エコバッグ?
  持ってる人いるでしょ、スーパーとかで。
  偉いよねー、ああいう人って。
  マイ箸とかペットボトルのリサイクルとか……知ってる?
  けっこう色々あるんだよ、ああいうの。
  でもそういうことしてるのって、結局一部じゃん。
  一部じゃ無理だよー、
  ああいうのってさ、やっぱみんなでやんないと意味ないわけ。
  ゴミ拾いとかもそうだけどさ、
  メシ食うのと同じくらいの気持ちで、フツーにやんないと。
  まあ、要は意識カイカクだよね、意識カイカク。
  もっと普段から地球のこと考えるようにしないと。
  そうそう。
  地球に優しくってやつ。あれスゲーいい言葉。
  でも言ってるだけのヤツ多すぎ。
  じっさい頭くるんだよねー。
  もっと優しくしろっつーの。
  え? 俺?
  俺はしてないよ、そんなの。できるわけないじゃん。
  だって俺、地球だよ?
  いや、ムリムリムリムリ。
  だから、優しくされる側なんだって。



Q2.地球を守るために、あなたには何ができると思いますか?


地球「だからさー、マジインタビューとか意味わかんないだけど。
   どうして俺に聞くかなー、そういうことを。
   まあ強いて言うなら、俺には自転しかできないと思うよ。
   いや、マジで。
   だからもっと優しくしてチョ」

??「ちょっと、何甘ったれたこと言ってんのよ、あんた!」

地球「な、何だよ、急に出てきてびっくりするじゃんかよ」

??「あのねぇ、あんた、
   自分がどれだけ恵まれてるか、わかってないでしょう」

地球「はぁ? 何それ、俺なんか全然恵まれてないじゃん。
   むしろ危機だよ、危機。
   よくわかんないけど、何かすげぇヤバイことになってるから、
   地球に優しくしましょう、ってことになってんでしょ。
   ていうかさ、何お前。誰?」

??「まったく、呆れたオコチャマね、あんた。
   私は火星だけどさ、私がどれだけ不毛か、あんた知らないでしょ。
   もう不毛すぎて、誰も火星に優しくなんて言ってくれないんだよ?
   そりゃ火星に優しくしても見返りなんてないだろうけどさ、
   でも、少しくらいの優しさを見せてくれたっていいじゃない。
   それが人情ってものじゃない。
   それなのに、みんな地球地球って……
   あんただけチヤホヤされすぎなのよ!」

地球「だ、だって、それはしょーがねーじゃん。俺、一応母なる星だし……」

火星「そういうことを平気で言っちゃうところがオコチャマだって言うのよ。
   あんた、そもそも母なる星の自覚なんてないでしょう?
   何か知らないうちに草とか勝手に生えてきて、
   気づいたらちょっと栄えた感じになってるだけじゃない。
   それ、別にあんたが生やしたわけじゃないんだからね」

地球「え、そうなの?」

火星「ほーら、やっぱり。
   そうよ、そうに決まってる。
   たまたまそこに水や土があったら、草とか色々生えてきたのよ。
   そういうのは星の能力とは別問題。
   だいたい、私にだって土と水くらいあるのよ。
   母なる星になれる要素はちゃんと秘めているの。
   ただ、ちょっと寒くて水が全部凍ってるっていうだけで、
   あんたとの差なんて全然ないんだから!」

地球「ちょ、ちょっと待てよ。何でそんなに怒ってんだよ。
   意味わかんねーよ。
   今は地球温暖化のことを話してんだろ?」

火星「ふん、何が温暖化よ。
   こっちは平均温度約−55℃よ。
   最低−133℃から最高27℃、一日の温度差は実に100℃以上もある。
   ……ふふ。
   自分で言うのもなんだけど、ともて生物の住めた星じゃないわね……」

地球「な、なんだよ、なんで急にブルーになってんだよ」

??「ははは、それは文字通り、
   彼女が熱しやすく冷めやすい性質の星だからだよ。
   火星の大気はそのほとんどがCO2からできているが、
   にもかかわらず、地球のような温暖化は生じていない。
   むしろ火星は寒冷化した極寒の惑星だ。何故だと思う?」

地球「知らねーよ。何だよ、お前、誰だよ。
   いきなり出てきて説明がましいヤツだな」

??「ふふふ、私は明けの明星、あるいは宵の明星、
   美の星、またの名をヴィーナス」

地球「ああ、金星ね」

金星「そう、金星だ。またの名をヴィーナスという。
   何やら地球が温暖化で困っていると聞いたものだから、
   こうしてわざわざ駆けつけた次第だ」

地球「駆けつけるなよ。呼んでねーし」

金星「かく言う私も、その大気のほとんどはCO2からできている」

地球「人の話を聞け、おい」

金星「しかし、私の地表の温度は平均400℃。
   火星とは逆に温暖化した灼熱の惑星というわけだ。
   大気の主成分に同じCO2を持ちながらこの違い。
   いったい何故だと思う?」

地球「だから知らねーよ。
   ていうかお前、温暖化っていうレベルじゃねぇぞ、それ」

金星「ふふふ、
   どうやら君は温暖化の原因を単純にCO2の増加と考えているようだが、
   果たしてそれはどうだろうな?
   私と火星との違いからもわかるように、
   ほぼCO2で満たされた大気であっても、灼熱と極寒、
   そこには天と地ほどの差が生じてしまう。
   何故だかわかるかね?」

地球「わかんねー。是非とも教えて頂きてー」

金星「ふはははッ!
   そうだろう、そうだろう。
   その答えはまさに、神のみぞ知る、といったところだからな!」

地球「お前、答え知らねーじゃねーか!」

火星「ふん、何よ馬鹿馬鹿しい。
   黙って聞いていればとんだお笑いぐさね。
   400℃くらいで何が灼熱の惑星よ。
   思い違いもいいところ。
   ちゃんちゃら可笑しくって反吐が出るわ。
   灼熱の星といえば、その表面温度6000℃、
   中心部に至っては15000℃を誇る太陽に勝るものはないでしょうに」

金星「うっ、ううむ。それはまさに文字通り、桁が違うな」

地球「って、馬鹿! 馬鹿だろ、お前ら。
   太陽は惑星じゃない、恒星だ。
   そもそも俺たちとは違う種類の星なんだよ!
   温暖化どうのって問題に引っ張り出すな」

火星「何を言うの? 馬鹿はむしろあんたの方よ。
   太陽こそ、温暖化の最大の要因でしょうが。
   見なさい、太陽があんなにギラギラ輝くものだから、
   一番近くを回っている水星は大変なことになっているのよ?」

水星「……うぅ、……熱い、熱い、ですぅ」

金星「まあ、彼女の場合、大気がほとんどないだけに、
   表面温度は私とたいして変わらないがね」

火星「表面温度の問題じゃないでしょう!
   これは気持ちの問題よ。
   とにかく水星は太陽に一番近い惑星なの。
   体感温度はあんたの千倍は熱いに決まっているわ」

金星「何を馬鹿な。
   私の千倍熱かったら40万℃にもなってしまうではないか。
   太陽の60倍だぞ? そんな惑星などあるわけがない」

水星「……もう……ダメ……わたし、死んで、しまい……ますぅ」

地球「おいおい、水星弱ってんなぁ。大丈夫か?」

金星「何も心配する必要はないぞ、地球よ。
   確かに昼間は450℃にまで達する灼熱地獄の水星だが、
   夜になれば一転、-180℃にまで冷却されるのだからな」

地球「ふうん、そうなのか。
   それはそれで大変そうだけどな。まあいいや。
   とにかく、問題は太陽ってことか?
   太陽のせいで温暖化が進んで、それで人間が困っていると」

火星「そうね。
   何もかも太陽のせい。
   太陽が眩しすぎるから殺人事件も起こる。
   太陽さえなかったら、温暖化なんてまるで問題にならないはずよ」

地球「いや、まあ、そりゃそうなんだろうけどさ。
   でも、だったらやっぱりどうにもできねーじゃんかよ。
   もう太陽にギラギラ輝くのをやめてもらうしかねー」

太陽「す、すまねぇっス。自分、不器用なもんで」

地球「おいおい太陽来ちゃったよ。ヤバクね? これヤバクね?」

太陽「ほんと、すまねっス。自分、調節とか、あんまし上手くできねぇから……」

火星「あら太陽さん、ごきげんよう。
   でも、あなたが気を揉む必要なんて何もないのよ。
   むしろあなたにはもっとギラギラ輝いてもらわなくちゃ。
   そうすれば太陽系もすっかり温かくなって、
   私の表面温度も上昇するかもしれない。
   そうすれば地下の氷が溶けて、きっと草とかもたくさん生えてきて──。
   そうよ、それがいいわ。
   そうなさい、今すぐに!
   そうして地球は水星のようにカラカラに干涸らびるがいいのよ!」

地球「ひ、干涸らびるがいいって……おい、何勝手なこと言ってんだよ!
   そんなの許されるワケねーだろ。人類が許さねーよ。
   だいたいなぁ、お前はさっきから自分のことばっかり──」

金星「まあまあ、落ち着きなさい、二人とも。
   ここで我々が啀み合っても地球温暖化が止められるものではない。
   そもそも温暖化を阻止するために太陽をどうにかしようというのは
   あまりにも極端な発想だ。
   子供の発想だよ、それは。
   仮にも惑星である我々が口にするべき事柄ではない。
   そんな夢物語よりも、
   今はもっと身近にできることを探すべきではないのか?」

太陽「す、すまねぇっス。
   なんか自分、すっかりみんなに迷惑かけちまってるみてぇで……」

水星「……そ、そんなこと、ない、です。
   ……た、太陽さん、……わたし、
   だい、だい、じょうぶ……です、から……」

地球「とても大丈夫そうには見えねーけどな。
   ていうか、もういいから、お前ら帰れよ。
   太陽がどうにもできないんだったらしょうがねーし、
   とりあえず温暖化のことはこっちでどうにかしとくから」

??「おいこら、地球!
   せっかく集まってくれた皆さんに向かって
   そんな言い方は失礼だろう。
   お前の問題は俺たちみんなの問題でもあるんだ。
   ちなみに俺は木星だが。
   あと、土星ほか残りの方々にも来て頂いたからな」

天王星「あ、どうも。天王星です」

海王星「海王星だよーん」

土星「…………」

火星「まあ! さすが木星。気が利くわね」

金星「まさに文字通り、手間が省けたというものだね」

天王星「あのー、私、観光がてらなんですけど、かまわないですか?
    何しろ地球は始めてなもので」

木星「ええ、ええ、かまいませんとも!
   せっかくですから、存分に地球を満喫していってください」

天王星「いやー、そうですかー。
    そう言って頂けると有り難いなぁ」

地球「ああもう! うっとうしい!
   どうしてこうも次から次へと集まってくるんだよ。
   ほっとけよ。木星が地球に用なんかないだろ」

木星「いや、あるね。
   何しろ俺とお前は兄弟みたいなものなのだから」

地球「うそつけ。お前はガス惑星だろうが。このガス!
   その他諸々の連中も、外様はみんなガス惑星なんだよ」

天王星「そうです。私、ガス惑星です」

海王星「僕もガスだよ。木星と土星もガス惑星。
    主成分は水素とかメタンとかヘリウムとかいろいろだよ」

地球「そうだろうが。
   だから兄弟とか軽々しく言うな。
   お前らは兄弟かもしれんが、
   俺とお前らとじゃまるっきり違うんだ。
   わかったなら帰れ、帰れ、このスットコドッコイ!」

火星「お黙りなさい、地球!
   みんなあんたに一言もの申したくて集まってきたのよ。
   私だって常々思っていたことはたくさんある。
   この際だから、はっきり言わせてもらうけど──」

月「きゃー、なになにー、みんな集まっておもしろそー。
  私も混ぜて混ぜて〜」

火星「しゃしゃり出るな、衛星ごときがッ!」

月「やっだーなーにーこのひとコワイ〜
  ちょーカンジ悪いんですけど〜」



Q3.地球に未来はありますか?


火星「ないわね。まったくない。
   将来性ゼロの、能なしの、
   ちびのくたばりぞこないよ、地球なんて星は」

金星「ははは、ずいぶんはっきり言うものだな。
   しかし、地球に未来がないのだとすると、
   我々のような不毛の惑星は目も当てられないぞ?」

火星「ふん、そんなことは百も承知よ。
   悔しいけど地球には他の星にないものがたくさんある。
   草とかいろいろね。それは認めるわ。
   でも、少なくとも、今のままじゃ地球はろくな星にならない。
   それはもう、絶対に間違いのないことなのよ」

金星「ほう。というと、つまり?」

火星「地球に優しく、っていうのが、まずダメよね。
   私はむしろ厳しくするべきだと思う。
   だってそうでしょう?
   甘やかされて育った子供が、立派な大人になれるわけがない」

金星「ふむ。なるほど、一理ある」

木星「そうだよな、地球はちょっと甘やかされすぎだよな」

火星「それにね、優しくというなら、
   もっと優しくするべき相手が他にいるでしょう?」

木星「他に? 他にって……ああッ、あの御方のことか!」

火星「そうよ、あれほど気高く美しかったあの御方が、
   ちょっと他より小さいというだけで
   惑星の仲間から除外されてしまって……」

金星「──プルートゥ。
   冥王星。
   かつて冥府の王とおそれられたあの御方も、
   今や太陽系の遥か片隅でブツクサぼやくばかりだという……」

(冥王星「……ふぅ、この世はよォ〜」)

火星「ああッ! 聞こえたわ。今はっきりと聞こえた。
   あの御方のひどくもの寂しげな、ぼやきが──!!」

金星「確かに、あの御方の扱いに比べると、
   地球の甘やかされぶりというのは、目に余るものがあるな」

火星「そうでしょうとも。
   何かにつけて、地球が、地球が! ……もうウンザリだわ。
   それに地球は優しくされるいっぽうで、
   人類には全然優しくしてあげてないじゃない。
   やれ地震だの、洪水だのといって、
   いつも異常気象で人類を苦しめてばかりいる」

木星「なるほど。言われてみればその通りだ。
   せっかく人間たちが木を植えても、
   地球のヤツはそれをみんなハリケーンで吹き飛ばしちまうんだからな。
   おい地球!
   お前いったいどういうつもりだ!?」

地球「…………」

金星「どうした、何故黙っている?」

地球「あのさぁ、お前ら、なんか間違ってるぞ。
   異常気象起こしてるの、俺じゃねーから。
   環境悪化させてるの人間だから。
   あいつらが悪さするから、酸性雨が降ったり、
   空気が汚れたりして俺がおかしくなっちまってるんじゃねーの?」

木星「おいなんだ、きさま、その態度は。
   まさか自分は無関係だとでも言うつもりか?」

地球「いや、無関係とは言わないけどさ。
   でもある意味、不可抗力の部分はあるわけよ。
   ていうかぶっちゃけ、
   俺、温暖化してもあんまカンケーねーしな」

木星「な──」

地球「だってさぁ、
   俺が生まれた頃なんてもっと大変なことになってたんだぜ?
   マグマとかドロドロでハンパねー熱さだったし。
   それに比べたら今の温暖化なんて大したことないっしょ。
   つーか、温暖化で困ってるのって人間だけで、
   俺、実はそんなに困ってねー、なんてね」

一同「…………」
  「…………」
  「…………」

(冥王星「あ〜、ゲーム買いて〜」)

地球「え? 何? 俺何かまずいこと言った?」

火星「サイテーね」

木星「最低だな」

金星「地球よ、君は今、言ってはならないことを言ってしまったのだ。
   自分は困らないから地上のことなどどうでもいい、
   というのでは、用を足した後に手を洗わない輩と一緒ではないか。
   君は愛という言葉を知らないのか?」

地球「は? 何? ちょ、マジ意味わかんねーんだけど?」

木星「もうよそう。
   こんなヤツのために、俺たちが頭を抱えるなんて馬鹿げてる」

火星「そうね、ここまで馬鹿だとは思わなかった。
   もう救いようがない。完全に見損なったわ」

地球「ちょ、ちょっと待てよ! なんだよそれ、ふざけんなよ!
   てめーらだけ好き勝手言っておいて、
   俺がちょっと本音言ったら──」

火星「甘ったれるんじゃないわよ!
   私たちがどういう気持ちであんたのことを見守っていたか、
   あんたは少しでも考えてみたことがあるの!?」

地球「ど、どういう気持ちでって、そんなの……」

火星「そりゃあんたはね、
   何もしなくたってチヤホヤされてるんだから気づかないでしょうよ。
   水もある、土もある、酸素もある、
   他の惑星とじゃ比較にならないバランスの良さよ。
   でも──!
   私だって、本当は育みたいのよッ、草とかいろいろ!」

水星「……は……はぐ、はぐ……はぐくみ、たい、ですぅ……」

地球「すっ、水星? ……まだいたのか」

金星「そうだ、地球よ。
   本当は我々だって育みたいのだ。
   育んで育んで、育み抜いて、
   そうしてゆくゆくは優しくしてもらいたい」

木星「でも、極寒の惑星や、灼熱の惑星、ましてガス惑星なんかじゃ、
   とてもお前のように育むことなんてできやしない」

火星「そうよ。正直に言うわ。
   私はあんたが羨ましい。
   草とかいっぱい育んで、牛とかいっぱい歩き回らせて……
   ……育ませてよ……私にももっと、育ませてよッ!」

地球「か、火星──」

金星「わかったかい、地球。
   君は素晴らしいものを育んだ。
   それは命だ。
   人類は愚かにも、今まで母であるお前を傷つけ続けてきたが、
   今はようやくその愚かさに気づいて、エコバッグを持つなどしている。
   実は自分たちのことなど、
   地球はまったく気にしていないことにも気づいているが、
   それでも地球に優しくと言ってくれているのだ。
   健気なものじゃないか。
   地球よ、それでもお前はまだ、
   人類なんてどうでもいい、と言うことができるのかね?」

地球「……い、言えねぇ。俺には言えねぇ、そんなこと……」

木星「そうだろうとも。
   よくやくわかってくれたようだな、地球。
   兄は嬉しいぞ。
   だったら、お前はこれから人類に──
   いや、お前が育んできた者ども全部に対してだ。
   お前はもっと優しくしてやらなくちゃいけない。
   どんなに腹が立ってもハリケーンなんぞ起こさず、
   心を込めて、もっとゆっくりと自転することだ」

火星「そうね。
   そうすれば一日が30時間くらいになって、
   忙しい人類に余暇をもたらしてあげることができるかもしれない」

金星「まさに文字通り。
   我々にも、人類にも、
   今、最も必要なのは余暇なのだから」

地球「…………」

天王星「あのー、お取り込み中のところ申し訳ないんだけど、
    私、そろそろ帰らないといけない時間なんで」

海王星「僕ももう帰るよー」

火星「ああ、いけない。もうこんな時間。
   いつまでもこうしているわけにはいかないわね。
   それじゃ、土星さん、
   さっきからずっと何か言いたそうにしているようだから、
   最後にあなたの意見を聞きたいわ」

金星「そうだね、是非お願いしますよ、土星さん」



Q4.人類はどこから来て、どこへ行くのですか?



──了
comments(8)
八王子は凄いですね
| スネ夫 | 2009/01/12 6:46 PM |
考えるべきこと
 暗黒の死の宇宙に小さく地球が浮かんでいる。そこに太陽光が照り緑が育っている。緑は酸素を生み、果実を結んで、生き物を生かしている。人もこの地球の摂理の内に生かされている。地球と運命を共にしている。
 この明白な地球の摂理を無視し、2007年だけで再生量の十倍を超える110億本もの木が切られている。
 現在、森林、サンゴ礁、氷河、地下水位、氷床、漁獲量、一人当たりの耕地面積、化石燃料、酸素などが減少し、人口、砂漠、酸性雨、海水面、海洋にまで広がった分解困難なプラスチック粉、二酸化炭素などが増加している。
 たとえ遠い未来に他の惑星に住もうと、やはり持続可能なライフスタイルが必要になる。
| 地下水 | 2009/01/20 7:56 PM |
>スネ夫様
八王子すごいですよ。 ヨーダとかチュパカプラとかいるし。

>地下水様
人間のエゴのままに地球を壊していくのも自然の摂理なのではないかという気もします。
それにしても、一昔前に比べるとエコ活動もずいぶん身近になりました。
地球と話ができたらぜひ心境を聞いてみたいですね。
なにかむつかしいことをかんがえよう。これからのぼくは。

| 類二 | 2009/01/23 9:22 AM |
>なにかむつかしいことをかんがえよう。これからのぼくは。
 あまり難しいことではない、身近なことから始めるとよいと思います。
 山に登って見下ろすと、田園があり中ほどに家々がある。およそ人の仕事は、食べ物を作ることと家を造ることだとわかる。
 だから、食べて美味しかった実の種を育苗する楽しみを持ちたいものである。人も、農林業や太陽電池で、自活する木々の様に生きたいものである。
 入れ物に入れて室内に置いておいたら、湿気て薄暗く暖かいので、春と間違えて、柿の種が11個も根を出した。何かうれしい、木の赤ちゃんです。(^^;;;
| 地下水 | 2009/02/04 7:48 PM |
わたす、めい 
| めい | 2012/11/19 11:10 AM |
わたす、かんな
地球愛してる
| かんな | 2012/11/19 11:14 AM |
よく、解からない
| めい | 2012/11/19 11:18 AM |
地球について深く考えさせられました。
| めい | 2012/11/19 11:24 AM |










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