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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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黄金時代のシンフォニー
今さらだけど鳥山明は絵がうまいなぁと思う。
ドラゴンボールとスラムダンクを一緒にやってた時代のジャンプはまさに世界に誇れる漫画雑誌だった。
漫画自体もそうだが、特にカラーのイラストは垂涎モノだ。
つの丸も含めて、あの頃のクオリティの高さを思い返してみると、正直、今のジャンプが同じ値段で売ってるのは詐欺なんじゃないか、と思う。
しかし、漫画というのはどんなに上手い絵でも下手クソな絵でも、売ってる値段は全部同じ、という不条理な状況にある。
絵の良し悪しはともあれ、神様といわれる手塚治虫の単行本も、何だかよくわからない新人の描いた何だかよくわからないパクリみたいな全一巻の単行本も、ほとんど同じ値段で売られているわけだ。
まあ、値段で価値が決まらないところに漫画と芸術絵画の違いがあるのかもしれない。いや、その違いは原本と印刷物の違いだろうが。

それにしても、値段と品質がイコールでない商品というのも変なモノだ。
馬鹿みたいに高いチョコレートは、きっと馬鹿みたいに高い原材料を使って、馬鹿みたいに金のかかる作り方をしているだろうから、
最終的に出来上がったチョコレートが馬鹿みたいになるのも納得できる。
しかし、金箔のスクリーントーンとかダイヤのGペンとか、イカスミ入りのケント紙とか、馬鹿みたいに高い道具を使って、馬鹿みたいな漫画を描いても、やっぱりせいぜい500円そこそこのまっとうなコミックスになってしまうのだから、漫画ってちょっと切ない。
もちろん、映画や小説や音楽なんかも同じ。
僕たちが買っているのは、馬鹿みたいに金と労力をかけて作られたオリジナルの何かじゃなくて、そこから安く大量に生産された何かのコピーなのである。
コピーだから値段は均一。映画なんて感動の複製だ。と言ってみたいものだが、このコピーはいくら回数を重ねても劣化しないのでわりと優れものである。

ともあれ、モノの価値が曖昧になりつつある世の中だ。
優れた芸術作品まがいのものが大量に生産されて、ほとんど消耗品のように扱われていることもあれば、小学生の夏休みの工作に毛の生えた程度のモノが、やはり先の芸術作品まがいのものと同じく消耗品のように親しまれていたりする。
エンターテインメントに関していうなら、価格に大差がないだけに「高かろう良かろう、安かろう悪かろう」という金言も通じない。
無理矢理通じさせた場合、ジャンプKC<モーニングKCという状態になる。

ふと疑問に思うことがある。
いったい僕たちは何に対してお金を払っているのだろう?
その値段はどうやって算出されているのだろう?
商品の内容で値段が変動しない以上、それは主に原材料費なのでは?
つまり、僕たちが買っているのはあくまでも物体なのか。
Feの塊に金を出しているのと同じことなのか。
でもそう思うとなんだかがっかりするので、好きなアーティストのCDには、ほんの少しでも彼らの魂が封じ込められていると信じたい。
ゴミ箱に捨てられたジャンプはただのゴミだけれど、みどりのマキバオーはゴミじゃない。ベートーベンの交響曲がCD1枚分の原価と同じ価値しかなかったとしたら、それはあまりにも冒涜的すぎる。
僕たちがお金を出して購入しているのは、単にインクの染みこんだ紙の束じゃなくて、みんなそれぞれにインク以外の何かが染みこんだ作品であるはずなのだ。
いや、そうでなかったら売っちゃいけないし、買っちゃいけない。
でも世の中には色々な人がいるから、ビートルズの歌が好きなんじゃなくて、ビートルズのCDが好きっていう純粋なCDマニアがいても不思議ではないな。
やっぱりビートルズのCDは蒸着膜の反射具合が違うよねぇ、うひひ。
comments(1)
I appreciate, result in I discovered exactly what I used to be taking a look for. You’ve ended my four day long hunt! God Bless you man. Have a great day. Bye
| Serenity | 2014/03/17 2:59 AM |










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