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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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Dr.ワイリー VS 神龍
トランスフォーマーと言えばコンボイの謎ですが、あれの主人公ってコンボイじゃないらしいです。
コンボイというのは主にアメリカで集団輸送する長距離トレーラーのことで、正しい発音はカンヴォイです。
さて、そのカンヴォイの謎ですが、何が謎なのかということがまず謎です。
始まってすぐ死ぬし、弾は小さくて見えないし。
アトランチスも謎だらけでしたが、カンヴォイも謎だらけです。
しかし、この謎、実は船越英一郎も真っ青なサスペンスでした。
何故なら、カンヴォイの謎というのは、カンヴォイの死の謎だからです。
『君の手でカンヴォイの死の謎を解け!』
というのがこのゲームのテーマなのです。

「それではあらためて一連の事件について考えてみよう。少々込み入っているが、順序立てて整理すればさほど難しくはないはずだ。メモの準備はいいね?」
「はい。お願いします、先生」
「よろしい。事件が発生したのは遥か昔。事件現場となったのはトランスフォーマーという機械の体を変形させることの出来る生物が住む惑星・セイバートロンだ。セイバートロン星では、サイバトロンとデストロンという二つの種族が長きにわたって戦争を続けていた。ここまでは良いね?」
「はい、先生。でも、その情報は私の知っているものとは少し違います。私の記憶では事件が発生したのは地球暦2005年。遺体発見現場は地球のサイバトロンシティであり、このときすでにセイバートロン星はデストロンの支配下にあったはずです」
「そう。その通りだ。さすがによく勉強している。しかしそれは今回の事件の話だろう。私が言っているのは、それよりも遥か遠い昔の出来事だよ」
「今回の事件の話をしてください」
「そうかね。今回の事件を紐解くためにも惑星サイバートロンと超ロボット生命体の歴史を熟知しておくことは不可欠なのだが……まあ良い。どうやら君には不要のようだから、そちらの解説は割愛するとしよう」
「被害者はサイバトロン総司令官のコンボイですね?」
「そう。正確にはカンヴォイと発音する。本名オプティマス・プライム。ややこしくなるからここではコンボイで統一しよう」
「被害者はサイバトロンの総司令官。つまり最高責任者ということですか?」
「そうなるだろうね。さっき君が言った通り、事件発生時のセイバートロン星はデストロンの占領下にあった。母星を追われたサイバトロンは、セイバートロン星にある二つの月ムーンベースと地球のサイバトロンシティを拠点として、国民皆兵、故郷奪還の悲願に燃えていたんだ。総司令官であるコンボイは、その当時ムーンベースで全軍の指揮を執っていた」
「待ってください、先生。ムーンベースに勤務していたはずの被害者が、どうして地球のサイバトロンシティで殺されたんです? 彼の遺体はサイバトロンシティで見つかったんですよね?」
「まあそう焦らないで。それには明確な理由がある。ちょうどその頃、地球のサイバトロンシティがデストロンの襲撃を受けたんだ。そこで急報を受けたコンボイ総司令は自ら援軍を率いて地球に向かったというわけさ」
「なんだ、そうだったんですか」
「期待はずれだったかな?」
「いえ……でもそれって本当ですか? 総司令官が常駐していたということは、ムーンベースがサイバトロンの本拠地だったんですよね? いくらサイバトロンシティが重要でも、拠点は拠点でしょう? それを守るために総司令官が出動してしまったら、今度は本拠地の防御が手薄になるんじゃ……」
「うん、さすがに良いところに気がつくね。確かにこの一連の軍事行動には疑問が残る。サイバトロンにせよデストロンにせよ、ことのほか不透明な部分が多い。そもそも地球には鉄壁の防空網があったからね、いかにデストロンといえども、そう易々と突破することはできないはずだった」
「だったらどうして──」
「いや、その件は後に回そう。仮説はいくつか用意できるが、それよりも先に事件の関係者を紹介しなくては」
「関係者……つまり、容疑者ですね?」
「そう取ってもらってもかまわない。ところで君はどの程度コンボイの人間関係を把握しているのかな?」
「私はほとんど知りません。でも総司令官だけに人脈は広そうですね」
「いや、それが実はそうでもないんだ。サイバトロン側では副官のマイスターことジャズ、シティコマンダーのウルトラマグナス、新人戦士のホットロディマス、それから恋人のエリータ・ワン──」
「え、恋人がいたんですか?」
「いたよ。それはいた。なにせ総司令官だからね。しかしもちろん超ロボット生命体だよ。ウーマンサイバトロンといって、女性はみんな未来カーに変身する。彼女はそのリーダーさ」
「そ、そうなんですか。知りませんでした」
「知らないことを素直に知らないと言える人間は尊敬に値するね。しかし、エリータには鉄壁のアリバイがあるから事実上今回の犯行は不可能だ」
「鉄壁のアリバイというと?」
「別の天体にいた。これはどう頑張っても覆せない」
「それはそうでしょうね。すると他の三人には犯行が可能なんですか?」
「不可能ではないだろう。少なくとも地球にはいたのだから」
「なるほど。でも、その三人は被害者の部下で、いわば身内ですよね。被害者は誰からも尊敬されていたと聞いていますが、何か恨みを買うような出来事があったのでしょうか?」
「さあどうだろう。上司というのはどこの世界でも疎まれがちなものだから。表面的には上手くいっていたように見えても、実際どうだったのかはわからない。しかし、犯行の動機が怨恨だとすると、まさにうってつけの人物が一人いる」
「誰です?」
「もちろん、メガトロンさ」
「メガトロン?」
「そう。宇宙征服を企むデストロンの帝王だ。コンボイとは宿敵の間柄だった。彼はいつも「コンボイ、素手でひねり潰してやるわ!」と口汚く罵っていたそうだよ。恨みも殺意も充分にある。そして何を隠そう、事件前日サイバトロンシティを襲撃した張本人がこのメガトロンだったんだ」
「そ、そんな! 帝王自ら一拠点の襲撃を担当したんですか!?」
「そうだ。きっと散々やられ続けて業を煮やしたんだろうね。いずれにせよこの襲撃によってコンボイは地球に赴いたわけだから、サイバトロンシティで二人が遭遇した可能性は極めて高いと考えられる」
「ええ、必然的にそうなったと思います」
「彼にはアリバイもないしね」
「わかりました、先生。つまりサイバトロンシティを襲撃したメガトロンは、そのどさくさに紛れてコンボイ氏を殺害したんですね? 戦争に殺人罪が適用されないことを利用して私怨を晴らした。まさに完全犯罪です」
「順当な仮説だ。この状況では誰もがそう判断するに違いない。しかし、本当にそうだろうか?」
「先生は違うとおっしゃるんですか?」
「さてどうだろう。実際コンボイとメガトロンは事件当日にも諍いを起こしている。目撃者がいるんだ。その証言によると、この日の二人はかなりヒートアップしていて、ついには殴り合いにまで及んだという」
「諍いというか、それが事件現場です。だったらもう間違いありません」
「いや、ところがそうとも言い切れないんだ。というのも君、これが計画的な犯行だった場合、メガトロンの行動はあまりにも杜撰すぎる。そう思わないかい?」
「杜撰ですか?」
「杜撰だよ。彼が襲撃したのは地球のシティだからね。しかしターゲットであるコンボイはそのとき月のムーンベースにいた」
「あ、そうか。そうですね。するとメガトロンには、もともと殺意なんてなかった……?」
「それはわからない。しかし、結果的にメガトロンの利益は少なかったんじゃないかな。むしろ彼はこの戦いで瀕死の重傷を負ってしまい、デストロンは地球から撤退せざるを得なくなった。その後彼は副官の叛逆にあって宇宙空間に投棄されてされてしまったんだよ」
「まあ! 瀕死の帝王を宇宙に投げ捨てるなんて、ずいぶんひどい副官がいたものですね。でもそうすると犯人はメガトロンではないんですか?」
「いや、彼が実行犯であることは間違いないと思う」
「実行犯……つまり先生は裏で糸を引いていた人物がいるとお考えなのですか?それが真犯人だと?」
「事件によって最も利益を得た者こそが真犯人。そう考えるのがセオリーだからね。この事件を客観的に捉えると、サイバトロンとデストロン、両勢力のトップが相打ちになった格好になる。コンボイは死亡し、辛うじて復活を果たしたメガトロンも最終的にはコンボイの後継者によって宇宙の果てに追いやられてしまった。ところで君は、現在のサイバトロン総司令官が誰か知っているかな?」
「ええ、確か、ロディマスコンボイ……」
「そう。以前はホットロディマスと名乗っていた人物だね」
「ホットロディマス……」
「コンボイの部下だったシティの新人戦士だよ。前線の一戦士にすぎなかったか若者が、いきなり全軍の総司令官に着任したわけだ。驚くべき人事だと思わないかい?」
「ま、まさか、それじゃ先生──」
「いや、話はそれほど単純じゃない。もともとコンボイから指揮権を委ねられたのは、シティコマンダーのウルトラマグナスだった。例のゲームの主人公だよ。彼には実績があったし、まずまず妥当な人事と言って良い。ところがどういうわけか、ウルトラマグナスはその地位をあっさり格下のロディマスに譲ってしまった。マグナスはその後もNo.2に甘んじている。実力はトップと噂されているのに」
「……なるほど。何か、渦巻いているようですね。どす黒いモノが……。それで、先生。結局、真犯人は誰なんです?」
「それは謎だ」
「コンボイの謎ですか?」
「そうだ。コンボイも謎だし、村雨城にも謎がある」
「わかりません」
「わからないかい? しかし、それで良いのかもしれない。世の中には解いてはいけない謎というモノも存在するんだ。あのゲームの難易度が異常に高かったのもそのためだろう」
「ゲームを攻略すれば謎が解けますか?」
「保証はできない。しかし、君が望むのなら試してみる価値はあるだろう。もちろん私は御免被る」
「それでしたら私、もう少し頑張ってみようと思います」
「そうかい。好きにすると良い。しかし、その前にきちんと説明書を読まなくてはいけないよ。答えはすべてそこに書いてあるのだから」
「はい。知っています。今日はどうもありがとうございました」
comments(1)
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| Jasmine | 2014/06/23 1:45 PM |










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