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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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恋のランデブー

どんなときでも明るい笑顔を絶やさない、君が好きだ。

いつの頃からか、週に一度・・・金曜日の深夜、君に会うのが習慣になっていた。
一週間汗水垂らして、働きに働いて、文字通り飢えた獣と化す僕。
そんな僕を、拒むことなく、受け入れてくれる君。

君は、僕の言うことを、いつも素直に聞いてくれた。
僕の言うとおりに、君は行動してくれた。
そして僕も、君の言うことを、いつも信じてきた。
君の言うとおりにしていれば問題なかったし、
君も今まで一度だって、嘘をついたことはなかった。

もちろん、今日も、僕は素直に君の言葉に従った。

君が僕を裏切るなんて、想像したこともなかった。
だから、君が嘘をついたこと、僕はまだ信じられない。

君がその言葉を口にしたとき、変な気がしなかったといえば嘘になる。
でも、君が言うことだから。
特別な事情があるんだろう。
そう思った。
そのときだけは、僕は君を疑うべきだったのかもしれない。
なぜ君がそんなことを言うのか、問い詰めなければいけなかったのかもしれない。
僕は、君を信じすぎていた。


「餃子定食の餃子、ただいま焼いておりますので、少々お待ちください」


僕の目の前に運ばれてきた、ライスとスープと漬け物。

それから10分後。
餃子は、まだ来ない。
餃子定食の餃子は、単品餃子の2人前分。
待ち通しい。

今日の彼女、焦らす作戦かな。
そんなことを考えていた僕が愚かだった。

さらに10分後。
我慢の限界だった。
空腹には勝てなかった。
一口だけ。ちょっと食べてみよう。
そう思ったのがいけなかった。
スープと漬け物をおかずにして、ライスを・・・。

さらに5分。
ライスとスープ、それに漬け物は、すでに残っていない。
ああライス。餃子と一緒にたべたら、どんなにおいしかっただろう。
おかわりができるほど、僕の胃袋は大きくない。
僕は、取り返しの付かないことをしてしまったのだ。
僕がいけないのはわかっている。
でも、君にだって・・・。
責任はあるんじゃないか?

店に入って席に着いたとき、
「今日のおすすめは餃子定食です」
そう言ったのは君のはず。
そして、
「餃子、ただいま焼いております」と、
君は確かにそう言った。
それなのに。
約30分の待ちぼうけ。

僕の口の中で、ライスと餃子のランデブーのはずだったのに。
離ればなれ。
ライスだけ一足先におなかの中。
餃子は・・・まだ来ない。
いつになったら二人は出会えるの?

僕は君を呼び止めた。
怒りと悲しみに震えながら、僕は涙を流して、絞り上げるような声で君を問い詰めた。
僕の餃子、忘れていたんだろう?
あのとき、餃子焼いてますと言ったのは、嘘だったんだろう?
僕は信じていたのに。
待っていたのに。
待ちきれなかった自分にも腹が立つのは事実。
でも、それ以上に、君の、僕に吐いた嘘が、腹立たしかった。
餃子今焼いておりますなんて。焼いてなかったくせに。
忘れてただけのくせに。

そんな想いを、僕はすべて君に伝えた。
その瞬間、ほんの一瞬だけど、君の顔色が変わったのを、僕は見逃さなかった。
やっぱり君は、僕の餃子を忘れていたんだ。

「(しまった!)申し訳ありません。ただいま急いでお作りしますので、少々お待ちください。あ、こちらお下げいたしまーす」

僕の目の前には、何も無くなった。
水が入ったグラスさえ、持って行かれてしまった。

10分後。
永遠に続くのではと思えるほど、辛く長い時間だった。
君はいつもとかわらない笑顔を浮かべて、僕の前に姿を現した。

「大変お待たせして申し訳ありませんでした。こちらサービスしますので、
どうぞお召し上がりください」

運ばれてきたのは餃子定食のメイン、2人前の餃子。
それから、遅くなったお詫びだろうか。さらに餃子1人前。

合計21個の餃子。それだけが、僕の目の前に並んでいる。

もう閉店間際。外の電気は消えている。
僕は一人、少し暗くなった店内で、ひとつ、またひとつと、黙々と餃子だけを、
ひたすら食べ続けた。涙が止まらなかった。

僕は、やっぱり、この店のただの客の一人にすぎないんだ。

餃子をひとつ食べ終わるごとに、君との距離が遠くなってしまうような錯覚に
おそわれてしまう。

焼きたての餃子は、熱々で、とても美味しいはずなのに、
拒んでいる。
今日の餃子を、拒んでいる。
一週間、待ち望んでいたはずの、この餃子を・・・。

でも、僕は、逃げたりしない。
この餃子を、一つ残らず食べきってみせる。
君にとってはどうでもいいことだろうけど。
男としての、僕の精一杯の意地。誇り。

醤油に酢。ラー油のかわりに涙を数滴。これが意外な隠し味。
comments(6)
バイト経験のある僕に言わせてみると
閉店間際に餃子頼むと
鉄板の火が切られておりもう完璧に冷めた状態になってるので
鉄板をあっためるのに時間がかかり
思いのほか時間がかかるのです

しかし焼きあがるまで10分もあれば十分でしょう
つまり!
彼は!
焼くのを失敗して焦がしてしまったのです!

まあ、三人前出てきたのが良い証拠ですね
餃子の焼き足しはほぼ不可能ですから

まあ、僕なら素直に謝って
ご飯と一緒に餃子を出すと思いますが
| ナナカ | 2006/07/01 6:21 PM |
王将は仙台に無いので、行って食べてみたいですね
| 閃光 | 2006/07/01 11:35 PM |
>閃光
東京近辺なら、けっこう見かけるんだけどなー
味はいたって普通で、それゆえ飽きない店です

>ナナカ
焼くの失敗してたのかー
なるほどそれはありえる、名推理だ
さすが名探偵コナナカン君
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