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タイムトラベル考
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」

さっきやってた。もう何回見たことか。
ストーリーについては、今さら言う必要はないはず。
時空モノ(タイムスリップ系)は非常に魅力的だ。
この魅力は何か。
それは、論理と矛盾。
完全な論理に思えても、必ず矛盾が発生する。
これは、タイムトラベルの宿命だろう。


バック・トゥ・ザ・フューチャーにおけるタイムトラベル理論の特徴


1.精神・肉体ともタイムトラベルが可能。
2.歴史が変わっても、タイムトラベラーの記憶の書き換えは起こらない。
3.タイムトラベラー以外の人間については、現在・過去・未来ともに変えることが
  できる。
4.タイムトラベラー自身の過去は変えられないが、未来は変えられる。
5.並立世界(パラレルワールド)は存在しない。
6.歴史を変えた瞬間から、その後の世界(その時点から見た未来)が実際に
  影響を受けるまで時間がかかる。
(7.世界の始まりから終わりに至るまで、全ての出来事は決定されている)

解説と考察

1について
バック・トゥ・ザ・フューチャーではデロリアンに乗って別の時代へ行く。
ドラえもんのタイムマシーンと同じだ。
この方法だと、肉体・精神ともに現在の状態のままタイムトラベルすることができる。
精神だけのタイムトラベルというのは、過去の自分の肉体に、現在の記憶を持った精神が戻ってしまうというタイプだ。
(未来へ行く場合も考えられるが)
身体は過去の状態で、記憶通りに出来事が繰り返されるわけだから、タイムトラベラーは人生をもう一度やり直すことができる。
しかし、バック・トゥ・ザ・フューチャーの場合は、肉体・精神ともにタイムトラベルする。
つまり、自分が存在している時代に行けば、過去の自分がそこにいることになる。
当然、過去へ行っても人生をやり直すことはできない。

2について
現在の記憶を持ったまま別の時代へ行く。
これは、タイムトラベルにとって、最も重要なポイントだ。
現在の記憶がなければ過去へ戻っても、それと気付かないからだ。
しかし、これは精神だけのタイムトラベルの場合に関してのみのことである。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのように身体ごとタイムトラベルできるのなら、それほどこだわる必要はない。
ではなにが重要か。
それは記憶の書き換えが起こらないことだ。
過去に行って歴史を変えれば、当然その後の世界が変わる。
そうなれば、その変化に応じて人の記憶も変わるのが当然だ。
実際、バック・トゥ・ザ・フューチャーの劇中でも、ビフによって変えられた現在では、人々の記憶は変わっている。
しかし、タイムトラベラー(マーティとドク、あるいは老人ビフ)の記憶は変わっていない。
歴史の書き換えが起こっても、タイムトラベラーは記憶に関して、その影響を受けないのだ。
そのおかげで彼らは、変えられた現在を間違った現在として認識し、もとの世界に戻すことができたわけだ。
これはかなり都合のいい設定のように感じるが、タイムトラベラーが時間の流れから抜け出した存在であり、時間の流れの中に存在しないのだからその影響は受けないと考えるならば、あながち無理な発想ともいえない。

3について
これは2に関連する。タイムトラベラーの記憶は変化しないが、それ以外の人の記憶には書き換えがおこる。
というか、歴史が変わるのだから、経験すること、したこと自体が変わる。
だからもちろん、本来とは別の記憶を持つことになるわけだ。(本人たちがその変化を感じることはできない)
ぶっちゃけた話、この作品ではタイムトラベラー以外の人間には何が起きてもいいのである。
過去へ行って、ある人物の先祖を殺せば、未来でその一族は存在しなくなる、というのもOKなのだ。

4について
しかし、ここで気をつけなければならないのは、タイムトラベラーの過去は変えられないということである。
これは劇中でもドクが言っている。
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1)のマーティが舞台で演奏しているシーンが2に出てくる。
そのシーンでは舞台のマーティがビフの部下に襲われそうになているが、それは防がなければならない、とドクが言う。
1(過去)のマーティが未来へ帰れないとパラドックスが生じ、世界が壊れるというのだ。
タイムトラベラーの記憶は絶対であり、それが変化してしまうと矛盾が生じるということだろうか。
もう少し深く考えれば、「タイムトラベラーの記憶に反する事実があってはならない」ということになる。
実際、2では1のマーティの行動に影響を与えるようなことはなく、1のマーティに起こらなかったことは起きていない。
おそらく、過去に自分がしたことは変えられないのだろう。
あるいは、たとえ変えたとしても、それが過去の記憶として書き換えられ、過去の事実になってしまうのでは・・・・これはさっきの論理と矛盾する。

では、タイムトラベラーの未来なら変えられるというのはどういうことか。
それはバック・トゥ・ザ・フューチャー1によく現れている。
過去を少し変えてしまったことにより、マーティの家はリッチになっているというのが1のラストだ。
家がリッチになることをマーティは知らなかった。
だから現在へ帰ったとき、その変化に初めて気付いたのである。これについては、おかしなところはない。
なぜなら、未来の記憶というのは、あるはずがないからである。
どんな唐突なことでも次の瞬間には起こる可能性があるのだ。

(ここで疑問が生じる。1のラストのシーンから、一日前へ戻ったらどうなるのか。
果たしてマーティは記憶通りの生活をしているのか?おそらくしているはずだ。
リッチになったのは突然でなければならないのだ。だが、おそらく、もしもこの
映画にそういうシーンがあれば、一日前にはリッチな生活を送るマーティがいること
だろう。もちろん、勝手な想像だが)

5について
バック・トゥ・ザ・フューチャーでは、過去を変えた場合、もともとあった歴史はなくなり、新しく塗り替えられるというスタイルをとっている。
もともとの世界が、別の次元で相変わらず存在し続けるというのは、異なる世界(パラレルワールド)が存在するということであり、ドラゴンボールはそういう世界だった。
(未来から来たトランクスは自分のいた世界へしか帰れないと言っていた)

6について
これはわかりやすい。
過去を変えた後、マーティの持っていた写真やら新聞やらが変化するのだが、それが起こるまでに時間がかかる。
どれくらいかかるのか?変えた時点から時間が離れれば離れるほど、時間がかかるのかと思ったが、そうではないらしい。
2でマーティが息子を刑務所送りから救ったときは、数分で変化が起き新聞の記事が変わった。
だが、例のスポーツ年鑑を燃やしたときは、一分も経たないうちに変化が現れた。
どうやら、変化はせいぜい一・二分で現れるようだ。
つまり、過去の変化による世界の移行は、あっという間というわけだ。


そうなると2でおかしなことがある。
前から不思議だったのだが、老人ビフが過去へ行って歴史を変えた後、再び未来へ帰ってきたが、そこには前と変わらない世界があったのである。
この時点で、タイムトラベラーでないマーティとドク、その他大勢の世界中の人たちには、影響がなければおかしいのだ。
ほとんど時間をおかずに変化が現れることは先に述べた。だからこれは、いよいよおかしい。

7について
そこで登場するのが、あらかじめ定まっている運命というやつだ。
バック・トゥ・ザ・フューチャーは過去も未来も変えることができるという設定だ。
運命は存在しないと考えるのが普通だろう。
しかし、にもかかわらず、未来はあらかじめ決まっているという印象を受ける。
というのは、さっきの問題に戻ることになるが、老人ビフが未来に戻ったとき世界は変わっていなかった。
それは、マーティたちが後々ビフからスポーツ年鑑を奪い返すという事実があるからだ。
つまり、老人ビフが未来に戻った時点で「スポーツ年鑑」を奪い返すという事実」は確定していることになる。
このことから、この作品においては、未来はあらかじめ決まっている、運命は存在する、ということになりはしないだろうか。
そうなると、更に大きな疑問が出てくる。
「では、マーティたちが帰った、ビフが権力者になってる世界はなんだったのか」
マーティがスポーツ年鑑を奪い返したのは、その世界より30年も前のことである。
ということは、30年後、ビフが権力者になっているなんていうことはあり得ないは
ずなのだ。

問題点
書き換えられた歴史のなかの人々の記憶において、マーティに関する記憶はどうなっているのか。
2ではマーティはスイスに行ってることになってるが、実際はどうなのか。
スイスに別のマーティが存在するのか。等々。

考えれば考えるほど矛盾点は浮かび上がってくる。
以上はオレの勝手な考えなので、おかしくもないところでおかしいと言っているだけかもしれない。
正直、意味ないなーとは思うんだが、・・・・まぁ、おもしろいからいいか。

ちなみに以上は、バック・トゥ・ザ・フューチャーについて考えたことなので、
実際タイムトラベルなんてできるわけないじゃん、というのはナシよ。
comments(1)
私も老人ビフの帰ってきた世界が、変えられた世界では無かった点だけ、唯一腑に落ちなかったのですが、納得できる答えを見つけて来ました。

以外コピペです。

「過去から戻ってきた老ビフが、デロリアンから苦しそうに出てきて倒れ、
 そのまま消えてしまう」
という未公開シーンを見たことがあります。

 要するに、老ビフが帰ってきた時点ではまだ、
時間軸が対応する過去の若いビフは未来が変わるほどの行動を起こしていなかった、
ということでしょう。
 たとえばスポーツ年鑑を渡した時点で未来が変わるとしたら、
若ビフの目の前で老ビフが消えてしまいますね。
実際消えていませんから、あの時点ではまだ未来は変わらなかった可能性もあるわけです。
| なぎこ | 2014/10/05 1:52 AM |










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