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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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Lemmingology#4:The Steel Mines of Kessel

「おい!しっかりしろ!」
いくら声をかけても、友の体は動かなかった。
ちくしょう。なんてこった・・・。
いくら先へ進むためとはいえ、いくら犠牲は仕方ないとはいえ。
・・・俺の小隊を丸ごと吹っ飛ばしやがって。
「誰か生きてる奴はいるか!返事をしろ!」
どこからも、返事はなかった。
コウジは、もう一度、舌打ちをした。
せっかく壁が破壊されて、先へ進める状況になったというのに。
生き残っているのが自分だけならば、これ以上ここにいても、任務は果たせない。無意味だ。
この場所から、早く離脱しないと、もう一撃でかいのを食らう可能性もある。
このあたりの地盤も崩れかかってきている。
危険だ。
コウジとて、今の爆発をまともに受けた身であるため、無事ではない。
たぶん、彼の左腕は一生使い物にならないだろう。
ということは、これ以上、この仕事を続けることもできなくなるということだ。
・・・ひとまず、安全な場所へ行って、応急処置をしなければ。
コウジは、Fブロック第11回廊を引き返し、第9回廊へ向かった。
そこには、中継基地があるはずだった。
流れ出る血。左の腕を押さえながら、コウジはひたすら走った。
途中、いくつもの、仲間、いや同業者の死体があったが、もはや何の感情も沸かない。
唯一、心残りなのは、部下であり、友でもある、ハイドンの形見を
持ってくることができなかったことだ。
彼は、小隊長であるコウジをかばい、爆発をまともに食らって死んだ。
彼の存在の形跡は、全く残らなかったといっていい。この世に何も残さず、彼はきれいに消滅したのだ。
いくら隊長である俺を守るためとはいえ、他人をかばって死んだところで、この世界ではなんの賞賛もされないし、むしろ白い目で見られるだけだというのに。
馬鹿なことをしやがって。
今回の任務は、もともと奴にとって最後のミッションだった。
無茶をする必要もなかったのだ。

ハイドンの婚約者、ジェシカはハイドンの仕事に反対だった。
ハイドンはそんなジェシカに、ついに屈服し、今回のミッションでこの仕事を辞め、結婚し、一般人として生活する道を選んだ。
しかし、今回のミッションは、あまりに過酷すぎた。
ジェシカには、なんと言ってやったらいいのだ。
コウジは走りながら、そう考えていた。
俺自身があいつの形見になるとでもいうのか。昔の三文小説じゃあるまいし。
しかし、それも生き残ってからの話だ。
生きて出口に辿り着かなければ、今生きていたって意味がないのだ。

中継基地が見えてきた。
タイムリミットまではまだ時間がある。
少しくらい休んでから脱出しても、おそくはないだろう。
そう考えていた。

中継基地には、4人ほどの「仲間」が集まっていた。
みな、どこかの小隊の生き残りだろうか。
ベテラン風の男が、コウジを見つけて、手招きする。
「いよう。待っていたんだ。このブロックの生命反応は5つだけだそうだ。今ここに4人いる。あんたで最後だな、生き残りは。ちょうどよかった」
「ちょうどよかった?」
ベテランの男が手を出してきた。握手をする。
「ああ、まあ気にするな。俺はリュートってんだ。よろしく。かわいい名前だろ?それから、こいつらは俺の部下たちだ。よろしくな」
「・・・コウジだ。11回廊突撃隊の小隊長をやっていた」
コウジはリュートの言葉をほぼ無視した。名前ごときで笑ってられるほど悠長な気分にはなれない。
しかし、リュートの顔は大きく四角い。黒い髭が顔中に生えていて、おまけにのんびりとパイプまでくわえている。確かに姿かたちとは不似合いな名前だ。
残る3人とも、一応挨拶をした。
「少しだけだがな、酒があるんだ。どうだ、飲まないか」
リュートの部下の一人が言った。
彼らは、こんあ戦局にあっても、あくまでマイペースを貫く主義らしい。
「いや・・・いらない。それより、血を止めたいんだが」
コウジは左腕を見た。

「コウジ隊長とやら。お前さん、これからどうするんだ?」
応急手当も済み、水分も補給し、ようやく一息ついたところでリュートが言った。
コウジには意外な言葉に思えた。
「どうするもなにも、脱出するんじゃないか。あなたたちは、ずっとここにいるつもりか」
「まあ、ある意味そうだな」
意味がわからなかった。
怪訝な顔をするコウジに、髭面の男は言った。
「あんた、ミッションは何回目だ」
「・・・7回目だ」
「そうか。俺はもう35回目だよ」
コウジは驚いた。35回も、この仕事をやって生き残ることができたとは。
「まあ、もちろん運が良かっただけだ。この任務に参加する命知らずに、格などない。あんたが小隊長になったのだって、くじ引きみたいなもんだろ?」
確かに、その通りだった。隊長と部下など、形式だけのものだ。
「まあ、俺の強運も、ここまでだったというわけだ」
「どういう意味だ」
コウジはリュートにじっと見据えられた。
「もうすぐ本隊がくる。生き残ることが任務の10名だ。彼らがくる前に、第12回廊の壁を突破するのが・・・俺たちの役目だ。あんたたちが壊してくれた先にある、もっと分厚い壁だ」
「生き残るのが任務?」
「そうさ。あんたが今回支給されたのは、壁に穴をあけるための道具だったんだろう?」
確かにそうだった。
「これからやってくる奴らは、武器を持っていない。身を守る物しか支給されていないんだ」
「では・・・」
「そう。今回は、突入した100人のうち、10人だけ生き残って脱出すればOKという、今までにない過酷なミッションだ。100人が闇雲に動き回ってもクリア不可能。だから今回は特別に、一人一人に役割が与えられているんだよ。知る知らないはともかくな。俺たちは、その10人を生かすために、犠牲になって道をつくらなきゃならない」
「では、私たちの任務と・・・」
「そう。同じ任務だ。ただし、ここにいる5人全員、自爆しないと
あの壁の突破は不可能だ。しかし、ここにくる途中で、一人やられちまった。俺のミスだ」
「そして、私が現れたというわけか」
「そのとおり」
「私達が生き残る方法は」
「ないね」
リュートはきっぱりと言い放った。
「あの壁の先は吹き抜けになっていてな、出口は、遥か下にあるという話だ。そして、高い所から落下しても死なないアイテムを、その10人だけは持っているのさ」
コウジは愕然とした。
何も知らなかった。
「さ、わかったら、手伝ってくれ。我が、第12回廊突撃隊の任務を、果たさせてくれ」
もはや、リュートの声など耳に届かなかった。
いくら死と隣り合わせの仕事とはいえ、最初から生き残るチャンスが与えられていなかったとは。
しかも、この目の前の男たちは、自爆することを最初から承知の上で・・・。
今回の成功報酬、道理で高すぎると思ったぜ。
「ほれ、あんたの爆弾だ。しくじるんじゃないぜ」
コウジは手渡された爆弾を握り締めた。
なぜか、死んだ親友ハイドンの婚約者、ジェシカの顔が頭に浮かんだ。

「生存者全員脱出。ミッション終了。ノルマ10%。脱出率10%。ミッションクリア。次のステージへ進みます」
comments(4)
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| Olivie | 2015/04/22 10:51 PM |
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| Jacqueline | 2015/06/12 4:33 AM |










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