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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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The Far Side
さよならだけど、さよならじゃない。

君はいつだって、僕の心の中にいる。

だから、これを受け取ってくれないか。

これを僕だと思って、いつでも離さないで持っていて欲しい。

セロハンテープ。

はずかしいけど。

昨日徹夜で作ったんだ。

君と僕の想いが離れ離れにならないように。

このテープでいつもぴったり離れずに、くっついていよう。

粘着質が、まとわりつくんだ。ストーカのように。

僕は君のセロハンテープ。

もう少し、夢を見させて。

僕も、このテープを少しもらうよ。

手首に巻くんだ。

そして、このテープがはがれたとき・・・

願いはかなう。

そう信じてる。

君も信じて。

信じない・・・か。

君はいつだって自由だ。

君の翼は飛ぶためにあるんだもんね。

このテープが、がんじがらめに君の翼を締め付けて、

羽ばたくことができなくなるというのなら、

捨ててしまっても構わないよ。

それなら、僕は自動販売機になろう。

君の想いをいつでも受け入れる。この投入口に、さあ!

僕のコイン返却レバーは固いよ。

おつりは返さない。

・・・そうか。

僕の自動販売機に、

君の好きな飲み物がないと言うんだね。

あまり遠くへ行ってはいけないと言ったのに。

ここは君の人生の始発駅。

僕から乗り換えるんだね。

急行電車で、僕が運びたかった。

行き先なら、どこでもよかった。

一方通行の、ブリリアントロード。

残した轍が、君との思い出。

電車だもんね。そんなもの・・・残らないか。

僕は急行電車だったけど、セロハンテープになり損ねて、今は自動販売機。

こんなときだっていうのに、

笑顔を見せてくれる。

そんな君が好きだ。

君はいつだって快速特急だね。

僕のシルクハットに手を入れても、

もう君は出てこないんだね。

君の思い出の引き出しに、

僕はしまわれてしまうの?

僕にとっては素敵な思い出も、

君にとっては燃えるごみか。

それなら、ごみの日まで、

ぼくは君のごみ箱で、じっと身を潜めていよう。

君が使っていたコップや歯ブラシと一緒に、思い出が捨てられるのを待とう。

どんな思い出が捨てられているんだろう。

あれ・・・思い出が、いないよ。

ごみ箱に、思い出が捨てられていない。

もしかして、僕のこと・・・。

なるほど。

もうすでに、

灰皿の中で、燃やされていたんだね。

僕たちの思い出を消す栄誉に恵まれた、そのライターがうらやましい。

・・・もう、悪あがきはしない。

素敵な思い出を、どうもありがとう。

かっこ悪いから涙は見せたくないけど、

僕が悲しんでいることだけは伝えたかった。

だから、流そう。

君が、その手で洗い流してくれるかい。

そのレバーを、左へ。
comments(1)
Really enjoyed this blog post. Will read on…
| Piper | 2014/01/23 10:23 PM |










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