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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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「現れたな疾風の弥彦!ここであったが100年目、妹の仇だ!
おとなしく斬られよ」
「ふん。だれかと思えばあのときの小僧か。町人風情に何が出来る」
「うるさい!俺は妹の仇を打つことだけを考えてこの日まで生きてきたのだ!」
「のこのこ現れずに大人しくしていればよいものを。むざむざ死ににくるとはおろかなり」
「うるさい!お命頂戴!覚悟!」
「笑止!でやっ」
「うっ!」
「もう終わりか?口ほどにもない奴よ」
「く・・・くそうっ。」
「この俺様に刃を向けたのだから生かして返すわけにはいかぬ。何か言い残すことはないか」
「こ・・・これだけは言わせてくれ」
「ふん。命乞いなら聞く耳持たぬぞ」
「自動販売機の返却レバーは、なぜレバーなのか・・・知りたかった」
「どういうことだ。意味がわからぬ」
「ボタンでも良いではないかというのだ」
「たしかに、あの固いレバーをまわすのは少々骨が折れるのう」
「そうであろう」
「だが食堂などの食券の販売機はおつりボタンがついておるぞ」
「あれはあくまでお釣りを出すためのボタン。投入した硬貨を返却するためのボタンにあらず」
「これはしたり。今まで一向に気づかなんだ。なるほどのう」
「なぜだ・・・教えてくれ」
「投入した硬貨を一時的に留め置く皿のような場所があって、レバーをまわすことでその皿がひっくり返って硬貨が戻るのではないかな」
「それは違う。投入したものと違う硬貨が返却されたことがあろう。また10円玉10枚投入してレバーを捻ると100円玉が返ってきたことがおありではないか」
「ふむ。なかなかどうして、不思議なことがあるものよ。確かにあのレバーがスイッチの役割をしているのであれば、あれほどまでに
力が必要なのは得心がいかぬな」
「1000円紙幣ですらレバーを捻れば戻ってくるのが許せぬのだ。ボタンでよいとは思わぬか」
「ボタンにすると商品のボタンと間違えてしまう可能性があるから
あのような形状になっているという考えはどうであろう」
「それならばボタンにカバーでもつければよかろう」
「しかしそれでは二度手間ではないか」
「力のいるレバーよりはましであると心得る」
「しかし世間は広い。探せばボタン式の自販機だってあってもおかしくなかろう」
「然らば、なぜそれが普及しないのだ」
「生産ライン、否、レバー工場が定まっているのではないか」
「そんなもの、いくらでも変えられよう。一度変えるだけでよいのだ」
「それではレバーのみを製作している工場が食うに困ってしまうぞ」
「なるほどそういうことであったか」
「言いたい事はそれだけか。では介錯してやろう」
「ぎゃっ」
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