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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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多数派の選択方法
高校の文理選択。
どのようにして決断したか、覚えているだろうか。
反対意見がでることは承知の上で、あえて多数派の選択方法(動機)を挙げるならば、おそらく以下のようなものであろう。

「俺、文系。だって、数学苦手だし」
「私、文系。だって、物理苦手だし」
「僕、理系。だって、国語苦手だし」
「それがしは理系。古文は苦手でござる」

つまり、消去法で残ったものを選ぶ。
計算がダメだから理系は無理。→じゃあ、文系だな。
という考え方だ。
これって、
選んだものに対して積極性がない、選択後の活動に対して意欲が感じられない、しかたなく選んだという印象が拭えない、将来、必ず一度は後悔することになるだろう、などなど、批判できる要素が盛りだくさんな選択方法である。

しかし、「生物は好きだが化学はやや苦手。
世界史は得意だが日本史はやや地味だ。
美術は好きだが音楽はあまり聞かない。
数学は嫌いではないが難しそうな気がする。
そして、英語はどうせどちらでも同じ内容だ」
という理由で文系を選んだ俺としては、この消極的な選択法が否定されるのを黙って見過ごすわけにはいかないのだ。

確かに、当時は今以上に知識が乏しく浅はかだった。
「ここで理系を選んだあかつきには、ビン底メガネに白衣を着こなし、ガリガリにやせ細りながらも、寝癖の髪を振り乱してデータ派スポーツマンを気取ったあげく、一生、超常現象およびファンタジィを拒絶していくことになるのだろう」
と思いこんでいたし、(浅はかすぎるだろう)
「今後はもう、わりと好きな世界史にも関わることができないのだなぁ。モヘンジョダロもルネッサンスも、どこか別の世界に行ってしまうのか……」
と、高校生ながらに侘びしさを感じもした。
愚かなり、十七の俺。と今の俺はそう思う。
理系を選んだからといって、社会科と無縁になるわけでもあるまいに。
思い出せ。いつだったか、お前が陸上部に入ったとき、それでピラミッドやモアイがどこかへ行ってしまったか?
英語を覚えたとき、お前は日本語を忘れてしまうのか?
文理いずれを選んでも、それは得られるものが増えるというだけで、消えてしまうものなどなにもない。
リアス式海岸も和気清麻呂も、いつだって図書館にいるじゃないか。

ああそうだ。

そんなことはわかっていたが、中学生がたった一年ちょっとの時間、長く生き延びただけの当時の俺は、文理選択そのもの自体、いまいちよくわからなかった。
ただ、やたら重要な決断を迫られているという緊張感が、たくさんのネジがしめられるように、ゆっくりと張り付いてくるのである。
具体的な判断材料も得られないまま、一生を左右しようかという重大な判断に迫られている。
これが大爆笑人生劇場であれば話は非常に簡単なのだが、さすがに高校生くらいでは、そこまで爆笑に人生を捧げることはできない。
人生は大爆笑人生劇場ではない。
その結果、多くの高校生は重要な選択に関しては安全策を採ることになる。
つまり、一番失敗しない方法。
できないことはしない作戦。
これは、別に批判されるような方法じゃないだろう。
「私は天才数学者になりたいから、そりゃ数字なんて全然知らないけど、でも、誰がなんと言おうと絶対理系に進みます」
なんて、そんな危険な賭にでられる人間がいるだろうか。
「数学苦手だから文系」というよりは、なんだか積極的で格好良く聞こえるかもしれないけれど、あまりにも無謀。あまりにも少年漫画。
0.1%の可能性は、千回人生をやり直さないと手に入らない。
いけないとは言えないけれど、文系の良い部分も見てほしいとは言いたい。

文理選択に限らず、「一見消極的な気がするけど、実は安全側の判断」というものは多い。
特にその選択が重大で、慎重にならなければならないときほど多い気がする。
疑わしきは罰せず、なんてのもそうだろうか。
利益を求めるよりも、損害を減らそうという考え方。
百人の犯罪者が野放しになったとしても、一つの冤罪もつくらないことのほうが安全。
これ、間違いではないだろうし、だったらやっぱり「理科苦手だから文系」は素晴らしい判断。

どんどん活用していくべきだ。

Q 犬と猫がいます。どちらを選びますか?
→犬は大きいサイズのものもいる。大きい犬に噛まれると危険だ。
 じゃあ、猫にしよう。

Q トラと関羽がいます。どちらと戦いますか?
→関羽ならばトラを一撃で倒すことができる。関羽はトラよりも危険だ。 
 じゃあ、トラと戦おう。

Q 亀が子供たちに苛められています。助けますか?
→助けなかった場合、このまま一生何事もなく終わる可能性がある。危険だ。
 じゃあ、助けよう。


でも、マイナス面の判断材料しかないような選択って、あまりない。
comments(1)
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