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2014/11/8 更新してないねぇー ねたはあるんだけどね
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レンジについて

最近、目が悪くなる人が多い。(意味のない前フリ)

俺の視力0.1未満だよ。0.0いくつとかだよ。
自分のステータスのひとつが、そんなに限りなく0に近づいてちゃあ悲しくなってくるよ。

だいたい視力がMAX2.0ってのがおかしいのよ。
2点満点って何だ。幅狭すぎ。小数点使うな。
誰だ視力の点数レンジ設定した奴。何を基準にしたんだ?

100点満点にして、今の2.0を100ポイントにすればさ、
俺の視力だって10くらいにはなるってのに。

あれ、ならないか。
じゃあ2000点満点で、今の2.0を2000ポイントだ。
1.0が1000ポイントだろ。0.1が100ポイントだ。
そうすれば俺も視力が良くなるってのに(誤)。
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ジュゴン2
ジュゴン2

西暦2400年。人類は遺伝子工学を極め、生物を自由自在に作り変える技を得た。
時代は一大ペットブーム!遺伝子工学によって作られたペットが人類の心を癒していた。
時のヒットペットは手乗りジュゴン。
ジュゴンといえば現代では姿は可愛らしいがなにしろ2メートル近く巨体なのでとても飼うことは不可能。
しかし2400年ではジュゴンにアリの遺伝子を組み込むことにより体調50センチほどのジュゴンが誕生し、大きさやその愛くるしさ
でクーチャンよりもヒットしているペットであった。
また手乗りジュゴンはブラウニの遺伝子を組み込むことによって水槽に手を入れると近寄ってきてヒレを人間の手にはさみ、キュー、キュー」と言うことに成功した。
あまりにもかわいいので手乗りジュゴンはまたたくまにヒットした。

静香「わー手乗りジュゴンだ!」
ジュゴン「きゅーきゅー。」
静香「かわいいー」
お父さん「静香、ジュゴンに餌をやるよ。ほれ餌だ。」
ジュゴン「バクバクバク」
静香「すごい食欲!」
お父さん「ははは・・・手乗りといえども元はジュゴンだからね。
     2メートルのころの食欲のなごりなのさ。」
三日後
静香「わージュゴンどんどん大きくなってるよ・・」
お父さん「食べ過ぎたかな・・」

一週間後
ジュゴン「ぎゅーぎゅーガルルル!」
静香「なんかジュゴンまだ大きくなってない・・・?」
お父さん「ああ、最近力も強くなってきたな・・・」
静香「水槽をどんどん叩くよ・・・」
お父さん「うーん。」
静香「なんか。おなかすいているみたい。」
お父さん「え?だってさっきごはんだべたばっかりだよ。」
静香「ほれ餌だ。」
ジュゴン「ギャルルル!!ジュルジュルガガガガ」
静香「ほら!おなかすいてるよ。」
お父さん「そ、そうみたいだね・・」

2週間後
静香「す、すごい・・・大きくなってる・・・もう私よりも大きいよ」
お父さん「このままだとこの水槽じゃあ狭いな」
静香「手を入れてみよう!キューキュー言ってもらうんだ。」
ドガ!!
お父さん「静香大丈夫か!!!??」
静香「手がぁぁ!!手がぁぁ!!」
お父さん「し、静香の手がジュゴンに食いちぎられている!!」
静か「あ・・・あ・・・あぁ!!ジュゴンが!!ジュゴンが!大きくなってるよ」
お父さん「見る見るうちに・・・どんどん大きくなっている・・・しまった!!」
ジュゴン「cfbはいえお;cねあs」
静香「ああ!!水槽が破裂する!!」
ガシャーン!!
ジュゴン「グルルグル!!ぎゃおーぎゃおー!!」
お父さん「逃げろ静香!!」
静香「キャーーーー!!!」

一ヵ月後
「・・・・・・」

ジュゴン2 おしまい
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はぐれたこやき
男1「それにしてもここの旅館なんか不気味だよな。」
女 「ホント、なんか・・・出るみたいな感じ・・」
男2「出るって何よ。」
女 「出るっていえば幽霊にきまってるでしょ。」
男1「確かに・・・こんな古い旅館・・・格式高いというよりは霊験あらたかって感じだよな。」
男2「やめろよー。俺、そういう話にがてなんだからよ。」
  
襖がひらく

お婆さん「よくおいでなすったな。食事の用意ができましたので。」
男1「あ、はい。」
女 「それにしても・・・この旅館・・なんか古くて雰囲気がなんともいえませんね。」
お婆さん「ああ・・・そうですな・・・お客さんたち・・とてもお若いですが、ご職業は?」
女 「私たちT大学の学生なんです。」
お婆さん「おお・・学生さんじゃったか・・どうりで。」
男2「ええ。僕たちは歴史学のゼミのメンバで、その・・・このあたりに伝わる、民間伝承や古いお寺なんかを研究テーマにしているんです。」
お婆さん「ほーう。難しいことをやってらっしゃいますな・・」
女 「あの・・なにかこのあたりで口伝、碑伝のお話なんかありますか?」
男2「おい、ちょっと失礼じゃないか?」
お婆さん「ホッホッホッ失礼じゃないですよ。では・・・こんな話
しってますかいの」
男1「わ!フィールドワークの手間が省けるかも。」
女 「どんな話ですか?」
お婆さん「・・・『王宮の戦士たちをやりつづける男』・・・」
男1「王宮の戦士達って・・・ドラクエ4の?」
女 「知ってるわ。ライアンの章ね。」
男2「やめてよー。こわいなー。」
お婆さん「そうじゃ。その男は呪われとる・・・ずっとずっとライアンの章をやりつづけるんじゃ・・・第二章おてんば姫の冒険に進まずに」
男1「そ、そんな・・・じゃ、じゃあライアンをクリアーしてしまったら・・・」
お婆さん「・・・・リセット!!!じゃあ!!!」
女 「ヒィィィィ!!!」
男2「そ、それじゃあ・・ゲームを先に進めることができないじゃないか!?そんな馬鹿な!本番の5章導かれし者たちができないじゃないか!」
男1「それだけじゃない!もしそれが本当ならドラクエ4の最大の特 徴であるAI戦闘も楽しめない・・・」
女 「それじゃあ・・・ドラクエ4やる意味ないじゃないのよー!」
お婆さん「その男はとりつかれておる。四六時中ライアンをやりつ づけるんじゃ・・・クリアーしたらリセット、クリアーしたらリセット、クリアーしたらリセットをずっと繰り返す・・・食事も眠ることさえせずにずっとライアンをやりつづける・・・」
男1「ゴクリ・・」
男2「ホ、ホイミンの呪いだ・・・」
テリーマン「そう言えば聞いたことがある。はぐれホイミンがこの世には存在していることを・・・」
女 「はぐれホイミン」
お婆さん「ほれ・・・お嬢さん・・・あんたの背中に・・ホイミンがくっついているぞ・・・」
女「キャーーー」
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はぐれメタル屋
店員「いらっしゃい!ここははぐれメタル屋だよ!」
女「わー!!はぐれメタルがいっぱい!!」
男「すごい数だな!!」
女「あのはぐれメタル欲しい!!ねえ買って買って!!」
男「アハハ・・・またはぐれメタル?また逃げちゃうよ。」
女「だってーぷー!!」
男「じゃあ・・・しょうがないな。」
女「やったーー!!だからゆきのふだーい好き!!おじさん、このはぐれメタルください♪」
店員「こいつははぐリンだ。逃がさないように気をつけてくれよなっ!」
女「はぐリン♪」
はぐれメタル「はぐはぐ」
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これが地球の底だ!!人類未踏!オーストラリア世界最大の地底大洞穴探検!!
大学という職場でバイトしていた頃の話。
昼は学食に通い詰めで定食ばかり食べていた。
どれも350円くらいなので値段もそこそこだし、学生が休みに入ってからはメニューも減ったがそのぶん席は空いていたりで、まあ特別腹を立てる理由もないから、毎日飽きもせず学食に通っていたわけだ。
定食のメニューはおかずの見本が何種類かカウンタに置いてあって、注文するときはそこから選んで「○○下さい」とか
「これ」とか言ってお金を払うと、食堂の人たちが手際よく10秒ほどで用意してくれる。
その日のメニューはチーズカツとかカツ重とかカキフライとか、中華丼、固焼きそば、鯖の生姜風味焼きなんてのもあって、たいてい珍しいものを注文している俺はじゃあ今日はカキフライかなぁと一瞬決めかけたんだが、でもここのフライは衣が多いしと思いとどまって、ああどうしようカツ重は上げ底出しなぁとさらに迷って、しばらくカウンタの前で悩みあぐねた末に俺はえーい、「さば」とひとこと言ってみた。
すると食堂のおっちゃんが「はいさばー」と威勢よく号令を出して、周りのおばちゃんたちが手際よくさばとかご飯とかを出してくれて、あっという間に鯖定食ができあがってきて、俺はそれをトレィに乗っけてさてさてと席に向かおうとしたんだが、するとどうだろう。
立ち去ろうとする俺の背後でどこか残念そうにおっちゃんが言う。

「あー、予想ハズレたなぁー」

とか。
ヘイヘイヘイヘイヘイ。
どーいうこと? それどーいうこと?
もしかして俺がさば頼んじゃまずいですか?
ていうか注文予想されてるし。
あーそりゃ悪いことしちゃったねーごめんねーとか思いながらもなんか言いしれぬ屈辱を味わってる俺。
くそう。まあいいけどさあ。
多分いつもの俺ならカキフライ頼んでいたと思うし、でもたまには鯖くらい食うんですよ。ぷんぷん。

ということで自販機でジュース買ってる見知らぬ人などに向かって
「あー、予想ハズレたー」とか残念そうに声をかければ、
相手になんか言いしれぬ屈辱感を与えることができるであろうと予想する。
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烏骨鶏はカレー丼の夢を見るか?
【烏骨鶏はカレー丼の夢を見るか?】

「もしあなたが数十億の大金を手にしたがっていて、まず自分の運を試そうと考えた場合、どうしたらよいだろうか。
答えは簡単である。牛丼ショップへ行き、大盛りと生卵を注文すればよい。
運がよければ、あなたは鳥インフルエンザだけでなくBSE患者の非常に貴重なサンプルとして自分の生命と引き換えに大金を手にすることができるだろう。」

アナリストのMario Luiji氏はこう語る。
しかし現実はLuiji氏が考えるほど甘くはない。
牛丼ショップの売上は、駆け込み需要によって大幅に増加しているし、卵の売上が落ちたという話も聞いていない。
ここまで書いて、ふと、牛肉とオレンジの輸入自由化問題の時は
日本はどうしていただろうかと考えた。
あの頃も、今と同様に、牛肉がなければ食用レミングスでいくらでも代替が利くという意見が多く、牛肉などなくても全く問題にならないという結論が世論の大半を占めた。
そう考えると、今回の牛丼ショップの駆け込み重要が終了すれば、
比較的速やかに食用レミングスへ供給ラインが切り替えられるであろうことは想像に難くない。
Luiji氏が懸念する日米関係の悪化も、図らずも杞憂に終わってくれるのかもしれない。
―――ただし、カレー丼が美味しければの話になるが。
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お前はもう、あたたまっている
最近『北斗の拳』DVDを借りてきて見ていたら、なんだか頭の中が世紀末になってきた。
例えばコンビニとかで弁当買ってレジに持っていって、そしたら店員が
「お弁当、あたたためますか?」
「え?」
「お弁当、あたたたたたたためますか?」
「はあ?」
「お弁当、ぁぁあたたたたたたたたたたたたたたたほぁあったァァッ!!! ……お前はもう、死んでいますか?」
といった具合だ。
ウソだ。でも一緒に見てた友人がそんなことを言っていました。
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アルキメデスのかたつむり
最終回 〜アリスインザミラー〜

こんにちは。
ウェブの流刑地、釣り堀「スライムつむり」へようこそ。
当店主人、ももんじゃRはただいま勇者LV12との戦闘中につき、不肖の弟子、わたくし、ガルバルディβがお相手勤めさせていただきます。

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
 当釣り堀では、小さな疑問を餌食により大きな謎を釣ることが可能です。
 基本的には手軽なスポーツフィッシングを楽しんで頂くための施設ですが、しばしばスライムが釣れることもありますのでご注意ください。
 なお当施設内でのトラブルにつきましては、無添加100%のアジバウです。
=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

さて、毎度のことではありますが、皆様により良い環境をご提供するため、当方にて軽い撒き餌を用意させて頂きました。
腕に覚えのあるアングラー諸兄には不敬にあたるかとも存じますが、科学万能の時代と謳われて久しい昨今、獲物の活性低下が著しく、当店におきましても多大なご不興こうむりました故、なにとぞご理解のほどを願います。
ではこれより撒布開始です。

今日の撒き餌

週間少年ジャンプ『テニスの王子様』許斐剛 より。

登場人物 甲:乾貞治(中学三年)データ派テニスプレイヤ。
     乙:柳蓮二(中学三年)データ派テニスプレイヤ。

状況:登場人物、甲・乙は現在、決勝戦シングルスにて試合中である。
四年前(小学六年)二人は同じテニススクールに通っており、当時はダブルスを組む関係にあった。(「ジュニアのテニス界を牽引する存在」といわれる)
その後別々の中学に進み、それぞれシングルスプレイヤとなる。
ただし、現在の関係は良好とは言い難い。
*)甲乙ともに相手の行動確率をパーセンテージで予測する頭脳派であり、かつての親友同士。作品中ではほぼ同タイプのキャラといえる。これを特に主要項目として挙げておく。

以下は回想シーン(小学六年当時)内における甲乙の会話の再現である。

シーン その1
クラブ営業時間外。場内、テニスコートにて。
甲乙、超過練習(コートは無断使用)を中断。甲が乙に声をかける。

甲「腕を上げたな これなら今度の試合も優勝だ 教授!」
乙「あ ああ 博士…」

シーン その2
その1に連続する場面。
甲乙によるコートの無断使用発覚。コーチ、怒りを顕わに接近中。
甲、乙に提案。

甲「逃げるぞ 教授!」
乙「オッケー 博士!!」

───以上。


いかがだったでしょうか?
小学生にとって「博士」ですらかなり屈辱的なニックネームだというのに「教授」です。

撒き餌の効果は、ほどほどのようですね。
さて、獲物の活性が上がったところで、それではいよいよ皆さんにも参加して頂きましょう。
今日のターゲットは『鏡の謎』です。

用意する物

・紙
・マジック(ペン)
・透明なシート(ラップ、タバコのビニルカバー等)
・鏡

鏡像というのは実に不思議なものです。
「自分は右手を挙げているのに、鏡に映った自分は左手を挙げている」
という疑問を抱いた方、これはきっと多いでしょう。
確かに、一見すると、鏡像というのは左右が逆転して映っているようにも感じられます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
今日はその謎に迫ってみたいと思います。
これが今回の餌になるわけですね。

はい。ではまず、紙に「針」と書いてみてください。
これを鏡に映します。
すると鏡像は「十金」というような形になろうかと思います。
右の「金」と左の「十」が入れかわっていて、これでは「針」とは読めません。
どうしてそんなことになったのか? と問われれば、
「鏡が左右を反転させたのだ」
と答えて良いようにも感じられます。
しかしこれは完全な誤りであり、ミスディレクション。
言うまでもないことですが、鏡はただのモノであり、故に自発的な行動力を持ち得ません。
そうですね。誰だって「殺人事件の犯人が『拳銃』だった」では、
とても納得することなどできないでしょう。
はい。もちろん犯人は別にちゃんといるのです。

今度は透明なシートに「針」と書いてみてください。
それを裏返さずに、そのまま鏡に映します。
するとどうでしょう。
鏡の中は、ちょっと不思議なことになっていませんか?

はい。実際に試した方なら、もうお気づきですね。
紙に書かれた文字を裏返したのは誰だったのか?
思い出してください。
鏡像を反転させていた真犯人。

そう、それはあなた自身だったのです。

応用。

文字と一緒に、自分の身体も鏡に映してみましょう。
そして鏡の中における右と左について深く考えます。
文字を裏返したり、回転させてみるのも良いでしょう。
大切なのは、裏と表、上下左右、決めているのは誰なのか、ということを慎重に考え、自ら疑心暗鬼に陥っていくことです。
合わせ鏡を用意して、深夜に色々試してみてもかまいません。
これを突き詰めれば、より混沌とした謎を釣り上げることが可能です。
が、深入りは禁物。あくまのカガミは強敵です。
これより先の謎に関しましては、個人の責任にてご追求ください。


はい。そろそろお時間のほうが迫って参りました。
名残惜しくはありますが、
店主の訃報も届きましたところで、さて頃合い。
釣り堀「スライムつむり」はしばらく閉店とさせて頂きます。
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『生命の在り方』について
今日のテーマは『生命の在り方』についてです。
どうしてそんな深遠なものを選んだかというと、今とても暇だからです。
人間は暇なときにしか深遠なことを考えません。
そして意味のあることを考えているときは、たいてい忙しいときです。
野生動物は普段から生きることに忙しいので、あまり深遠なことは考えていないと思います。
かといって生活が保障されている動物園の暇そうな動物たちが深遠なことを考えているかというと、どうもそうでもないような気がします。
意外と暇ではないのか、それともよほど疑い深いのか。
四つ足の考えることはいまいちよくわかりません。
とりあえず、人とは頭の出来が違うということにしておきましょう。
八方手を尽くし、ようやく生きることにゆとりを獲得する事ができた人類は、余った時間で深遠なことを考えながら暇をつぶします。

さて。

数年前から、俺は鉱物になりたいと考えていた。
(正確には中学のときあたりから)
例えば道端に転がっている小石。
あれはまったく取るに足らない存在だが、しかしあれほど凄い奴もなかなかいない。
個人的に、アレはあらゆる生命の最終形態ではないかとさえ思っている。
少し考えてみよう。

とにもかくにも、動かなくて良いのでエネルギィを摂取する必要がない。
また、同様に(外的要因で変質することはあっても)代謝の必要もない。
常に補給を続けなければ肉体を維持することのできない我々にとって、これは計り知れない状態である。
鉱物は行動力を持たない。故に、エネルギィの摂取、変換、消費、
及びそれに伴う各機関の劣化(老化)が皆無(或いは非常に緩慢)
であるものと考えられる。
これを生物に当てはめるなら、飯を食わなくても良い、排泄しなくても良い、呼吸も発汗も入浴も、何もしなくても肉体を維持することができるということだ。
いわば完結した状態ともとれるわけで、こうなってくると強制的であれ自発的であれ、先を目指す(進化、変化する)必要もなくなる。
競争のシステムも働かないから、個人にとっても世界にとっても、
恒久的な平穏が約束されることは間違いないだろう。

とは言え、行動力ゼロというのは、人間にしてみればかなり不便を感じる要素であるには違いない。
そう、石になったら何もできなくなってしまうではないか。
確かにその通り。
一般に人が石になりたくない理由ナンバワンもそのあたりにある。
ダイヤでも化石でも同じだろう。
しかし、心配することはない。
石にはそもそも「動く」という概念がないのでなんら問題はないのだ。
人が、その身体に腕が二本しかないのを苦としないように、
石は動けないことに不満を感じないのである。

ところで。
人類が目指しているカタチのひとつは、たぶん個の永久的な存続であり、早い話が個体の不老不死という状態なのだろう。ラエルもそう言っていた。
が、おそらく炭素ベースの有機生命体では、完全なそれを獲得することはできない。
タンパク質は巨大な分子(高分子)であり、熱に弱く、高温に晒されるとそれを構成している分子どうしがくっついて茹でたささみのように変質してしまう。
これは不可逆な反応であり、一回こうなったらもう元に戻すことはできない。(旨味は増すことが多い)
だからというわけではないが、(変質させなければよいので)
不滅の存在を目指す入れ物としては、非常に不安定な素材であるとは言える。
複雑すぎるのだ。
それに比べると、鉄球などはFeだけでできていて構造はとても単純だし、Fe自体はそもそも最初からほとんど不滅の存在である。(だって元素だから)
PS2や生肉など、多くのモノが不滅の存在足り得ないのは、それが複数の元素によって構成されているからに他ならない。
もしも、単一元素からなる物体に命が宿っているとしたら、それこそがまさに、生命の究極なのである。
(ちなみに、人類の目的が個体の永続ではなく、生命自体の永続というなら、それはすでに成功している。なぜなら地球に生命が誕生して以来、それが途絶えたことはないからだ)

このようにボディからしてすでに生物を圧倒している鉱物だが、見習うべきことはまだまだ他にもたくさんある。
思想もしかり。特に、どこまでが個なのか決めていないことは、素晴らしい着想と言えるだろう。
意識を持たない鉱物には、自我というものが存在せず、しかるに一個体の範囲を限定して考える必要がない。
ひとつの大きな岩が砕かれれば、その岩は死んだとも言えるが、同時に複数に分裂したとも考えられる。
ものすごく細かく砕かれても、ものすごい数に増えたと主張できる。
むしろ結合している状態は組み体操をしているようなものであり、原子にまで分解されてこそ本来の姿を取り戻せるのだ、とも言える。
煮るなり焼くなり好きにして、たとえ気化してしまったとしても、その存在が消失することはあり得ないし、万が一、対消滅を起こして完全にエネルギィと化しても、果たしてそれを個の消失と言い切ることができるだろうか。(いや、それは状態の変化に過ぎない)

そう。どこまでが自分なのかという、そんな浅ましい発想がなければ、人間だって素粒子レベルで個性を主張することができるはずだ。(なぁなぁ、あのフェルミオンのスピン、凄くねぇ? みたいに)
そして、そうなってしまえば、もうあらゆる事象(問題)を単なる化学変化として解決できるではないか!

俺の抱えている問題も鉱物的立場になって考えると、以下のようになる。

・最近身体のあちこちが劣化してるみたいなんだ。→ 化学変化。
・そろそろテロメアの限界かなぁ。→ 化学変化。
・もうじき27だしね〜。→ 化学変化。
・でもやっぱり朝って苦手なんだよなぁ。→ 化学変化。
・歯も痛いしさ〜。→ 化学変化。
・あ〜、ゲーム買いて〜。→ 化学変化。
(現象はすべて化学変化であり、生じる結果に善し悪しの差はない)
だからぁ〜、
自衛隊派遣だって化学変化なんだからしかたないじゃんかよー。
ジョンイルとかもそうだしなー。
ああそうそう。この前、ビンラディンが捕まる夢見たんだよね。
なんか体育館でさ、バシバシ闘ってんの。
俺とか三人くらい。ビンラディンと。
まあギャラリィとかもけっこういるんだけどね、
みんなジャージだし真顔で体育座りなわけ。膝抱えてんだよ?
授業じゃねーっつの。ラディン来てるんだからさ。犬走りに。
わかってねーよ。
そんで、ラディンってすっげえカラテマスターじゃん。
だからこてんぱんなの、俺。もうボッコボコ。
で、なんか、ラディンに「本気を出せ!」とか言われてるし。
あー、マジわけわかんなくねぇ?
まあなぁ。でも不景気とかぁ、ぜんぜん俺のせいじゃないし〜。
成り行きじゃん? つーか化学変化なんだけど。
鯉ヘルペスだってBSEに便乗してるだけなんじゃねーの〜?
ガン治療もさぁ、いいじゃん、どうせ化学変化なんだから。
化学変化化学変化化学変化。みーんな化学変化。
ああもォ、なんつーの? 化学変化つっても要は自然現象でしょ?
それってさぁ、ぶっちゃけ大自然の恩恵なワケじゃん。
逆らえないよ〜。そんなんにさぁ。
まあねぇ、ようするに宇宙の意志だよねぇ、テロとかも。
そうなるようになってんだって〜。
こらぁ、くっついてくなんよ〜、酸素ォ。

というように、あらゆる問題をほったらかしにすることが許される。
なぜなら石は決して自ら動かず、自然の流れに身を任せているからだ。
何もできないのだからそうするより他ない。
それが鉱物。
道端の小石が何を思おうと、誰も気にとめることはない。
素晴らしき鉱物。金属。そして無機物。
これこそが完全無欠の在り方だ。
ラオウは偉い。色々あって最後は石になった。
人の辿るべき道をちゃんと知っていたんだね。
究極の存在を目指す人たちは、とりあえずそういうのを目標にしてみたら良いんじゃないかな。
だからラエリアンとかは鉱物になれ。

───などと、長々語った割に牽強付会も良いところであり、無気力甚だしくて我ながら腹も立つのだが、一般に生物の定義とは
・自己増殖
・エネルギー変換
・恒常性(ホメオスタシス)維持
の能力を兼ね備えていることだろう。
鉱物にはそういうのがないので、普通生きているとは言わない。
でもそれは人がそう決めているだけのことなのだし、生物の起源は鉱物だし、人間だってどんどん分解していけば元素なわけで、そうすると物体の最小単位に命があっても良いんじゃないの?
っていう気がしてくる。
物質として正常な状態にあるのは生物なのか鉱物なのか。
神の視点に立ってみれば、両者は対等であるに違いない。
道端の小石は生きていなけど死んでるわけでもないだろう。
まったく凄い奴らじゃないか。

そういうわけで、うちのPS2も死んでるわけではありません。

でも、化石は死んでるっぽいなぁ。
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割り箸でエビフライが手に入るか
本日、大変な事件が発生したのでここに書き留めておきます。

会社での出来事。

昼食時になると、後輩が弁当を買ってきてくれます。
近所には弁当屋が多いのですが、どの店もあまりおいしくないのです。
その中で比較的ましなMという弁当屋を、普段私たち社員は利用しています。
ここの弁当は、エビフライが絶品なのです。

後輩がMから戻り、社員に弁当を配ってお金を徴収します。
私も弁当を受け取り、代金を払いました。

そして席につき、さあ食べようと弁当のふたを開け、割り箸を手に取りました。

しかし、様子がおかしい。
割り箸を見ると、すでに割られているのです。
正確に言うと、使用済みの割り箸だったのです。

何の因果かそれとも業か。
神はなぜ私にこのような罰をお与えになられたのでしょう。
見知らぬ人の使用済みの割り箸で弁当を、なぜ私は今ここでこうして食べなければならないのでしょう。

ほかの社員や後輩たちも、皆すでに弁当を食べ始めています。
中には食べ終わっている人もいます。
・・・どうやら割り箸に問題が発生しているのは自分だけのようです。

しかし、後輩に文句を言うのは筋違い。かといって弁当屋に乗り込むのも、気が弱い私にはできないことです。

私は貧乏くじを引いてしまう自分の運の悪さを心の底から恨みつつ、表向きは平静を装って、こんなときのためにストックしてある
新品の割り箸を使って、無事弁当を食べ終えることができました。

弁当を食べ終わり、一服。

ふつうの人間であれば、弁当屋に怒鳴り込んで弁当代をただにしてもらったりエビフライをもう1個サービスしてもらったりするのだろうかと考えました。

それとも、もう二度とあそこの弁当屋の弁当なんか食わないとか
決意するのだろうかと考えました。

まあ、当然怒るべき状況でしょう。

ウチの社員ならどういう行動をとるのか気になったので、聞いてみることにしました。
ここで初めて、今回の出来事をほかの社員に話しました。

後輩Aに訊いてみたところ、
「僕だったら、怒鳴り込みますね。放火も辞さない構えで」と言うし、
先輩Bなどは、「怒鳴り込んで、店にある割り箸全部割ってやる」とか言っていました。
どうやら血気に逸る人が多いようで、あまり参考になりません。

しかしそうして社員と話していくうちに、やはり弁当屋のミスなのだから、抗議に行った方がいいのではと言う意見が多く出てきました。
わたしもなんだか今頃になって腹が立ってきたので、弁当屋に赴くことに決めました。
よくよく考えれば、使用済みの割り箸を弁当につけてよこすなんて前代未聞、下手をすれば営業停止クラスの大失敗です。
エビフライの一個や二個、うまくいけば翌日の弁当をただにしてもらうくらいのことはできるかもしれません。
私は社員たちにうまくけしかけられ、俄然やる気になったのです。

しかし、私は大人です。社会人です。
紳士的な対応を心がけることを忘れないようにしなければなりません。

意を決して、弁当屋のドアをあけました。


「いらっしゃいませ」
「あのう」
「はい。今日のおすすめは、一口ヒレかつ&照り焼きハンバーグ弁当だよ」
「いえ。そうじゃなくて」
「大人気のエビフライ弁当はあと2個だけですよ」
「いえ、注文をしに来たのではありません」
「お客さん、おかしいことを言いますね。うちには大根や白菜は置いてないですよ」
「別に野菜を買いに来たわけでもないです。抗議に来たんです」
「抗議?ウチが何か?ゴミの不法投棄なんてしてませんよ」
「違います。この割り箸をみてください。これに覚えはないですか」
「その割り箸が凶器ですか?」
「は?凶器?」
「あのう、警察ごっこをしてるほどウチは暇じゃないんですよ。
少し乗ってあげたけど」
「ちがいますよ。私が買った弁当にこの割り箸がついてたんですよ。使用済みのね」
「ああすいません。じゃあ新品の割り箸と交換しましょう」
「それだけですか」
「は?」
「なんのお詫びもないんですか」
「いやだからすいませんねえって」
「使用済みの割り箸をよこしたんですよ。すいませんの一言で許される問題じゃあない」
「じゃあもう1個サービスしますよ。割り箸を。ほらもってけドロボー」
「割り箸をサービスしたってしょうがないだろう」
「じゃあ何ですか。エビフライを1個サービスしましょうか。仕方ないなあ」
「そんな卑しい者を見るような目で私を見るな。私が乞食みたいじゃないか」
「だって、あんた割り箸にかこつけてエビフライせしめようっていうんでしょ」
「そうじゃない。誠意を見せろと言ってるんだ」
「だからエビフライをサービスするといってるでしょう。もちろん割り箸も新品を
つけますから安心してくださいよ」
「その投げやりな態度が気に入らないんだ。別にエビフライほしさに抗議に来た訳じゃない」
「じゃあタクアンでいいですか。いやあ助かった。安上がりで」
「下手したら営業停止モンの大失敗をあんたは犯したんだぞ。
タクアンごときで解決すると思うのか」
「ウチが営業停止になったら困るのはおたくじゃないんですか?」
「何を言ってるんだ」
「他の弁当屋の弁当はろくなのがないし、味も最悪だ。
この辺でうまい弁当を作るのはウチだけだ。ウチがつぶれてもいいんですかい」
「逆に私を脅迫しようというのか」
「脅迫してるのはそっちでしょうが」
「私は屈しないぞ。こんな弁当屋がつぶれたって、別に昼飯には困らない」
「そんなこと言って後悔しないですか?エビフライが手に入りませんよ」
「エビフライなんぞいくらでも食える」
「ああそう。じゃあ何もいらないんですね」
「おい。別にエビフライに未練はないが、誠意を見せろと言ってるんだ」
「誠意ってなんだい。カニクリームコロッケのことかい。
それなら一個サービスしてもいいけど」
「だからなんでそうやって手軽に済まそうとするんだ」
「だからどうして欲しいのか聞いてるんだよこっちは」
「誠意を見せろと再三言ってるじゃないか」
「わかったよ。特製スペシャル弁当をサービスするから。これでいいだろ」
「もう私は弁当を食べた後だ。腹一杯だ。食えるわけがないだろう」
「じゃあしょうがないね。ほらウチは忙しいんだ。帰ってくんな」
「おい。なんでそうなるんだ。弁当屋の分際でいい気になるな」
「つまるところあんたの言う誠意って、モノでしょう」
「別にモノじゃなくてもいい。心からすまなかったという気持ちを見せろ」
「本当にすいませんでした。もうしません。許してください」
「よ、よし。わかればいいんだ」
「心を入れ換えて、どの弁当も全部新品の割り箸をつけるようにします」
「当たり前だ。それでいいんだ」
「許していただいて、ありがとうございます」
「お、おう。・・・じゃあ、また明日もうまい弁当を頼むよ」
「はい。毎度!」

こうして結局エビフライをもらい損ねてしまった。
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